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書籍詳細
 
有機分子構造化学
坂本恵一著
A5・258頁 / 3520円
発行年月日 : 2004年6月
ISBN : 4-7655-0394-1
 

内容紹介
有機化合物の分子および分子集合体は,特有の立体構造あるいは分子構造を有しており,ハイテク技術はそれを応用している。有機化学は,分子構造に基づくあまり多くない基本的な原理がわかれば,実際には容易に理解できる科学である。学生を対象に,有機応用化学の立場から,分子構造論からハイテク技術に関わる有機化合物の機能までを解説。
 
目次
1. 分子構造と有機化学
1.1 有機化学
1.2 有機化学としての分子構造化学
1.3 分子構造化学と反応化学
1.3.1 有機反応
1.3.2 求核置換反応と脱離反応
1.3.3 付加反応
1.3.4 芳香族求電子置換反応
1.4 分子構造化学と合成化学
1.4.1 friedel-Crafts反応
1.4.2 Diels-Alder反応
1.4.3 金属化合物の利用
1.4.4 カルボニル化合物からの合成

2. 原子と結合
2.1 原子構造
2.2 原 子 論
2.2.1 量 子 数
2.2.2 軌道
2.3 量 子 論
2.3.1 Schrodigerの波動方程式
2.3.2 軌道関数
2.3.3 電子配置
2.4 化学結合
2.4.1 イオン結合
2.4.2 共有結合と配位結合
2.4.3 分子間結合

3. 分子軌道
3.1 原子軌道
3.2 水素分子と分子軌道
3.2.1 水素分子
3.2.2 水素の分子軌道
3.2.3 LCAO分子軌道法
3.3 σ結合とπ結合
3.3.1 σ 結 合
3.3.2 π 結 合
3.4 共有結合とその性質
3.4.1 混成軌道
3.4.2 結合の性質
3.4.3 置 換 基
3.5 共役電子系
3.5.1 鎖状共役ポリエン
3.5.2 環状共役ポリエン
3.5.3 ベンゼン
3.5.4 芳香族性
3.5.5 種々の共役電子系
3.5.6 炭素陽イオンと炭素陰イオン

4. 酸と塩基
4.1 Arreniusの電離説
4.1.1 Arreniusの酸と塩基
4.1.2 酸塩基平衡とpH
4.2 Bronsted-Lowryの酸と塩基
4.2.1 Bronsted-Lowry酸の定義
4.2.2 酸性度定数とpKa
4.2.3 酸塩基平衡と酸度関数
4.2.4 酸強度と分子構造
4.3 Lewisの酸と塩基
4.3.1 Lewis酸の定義
4.3.2 酸塩基の硬さと軟らかさ

5. 分子構造
5.1 構造異性
5.1.1 異性体概論
5.1.2 構造異性体
5.2 幾何異性
5.2.1 cis-trans
5.2.2 E-Z表示
5.2.3 単結合のcis-trans体
5.3 配座異性
5.3.1 立体配座
5.3.2 プロパンとブタンの立体配座
5.3.3 Cahn-Ingold-Prelog規則
5.3.4 シクロアルカンの立体配座
5.3.5 置換シクロアルカンの立体配座
5.4 鏡像異性
5.4.1 対称性と点群
5.4.2 キラリティー
5.4.3 R-S表示
5.4.4 光学活性
5.5 ジアステレオマー
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