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村岡哲也著 |
A5・186頁 / 4620円 発行年月日 : 2005年2月 ISBN : 4-7655-0242-2 |
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【出荷までに1週間程度お時間を頂く場合がございます】 心理物理学は,人間の行動から推測される心理現象を解析し,得られた解析結果を物理量で評価する(数学的に処理する)学問です。測定に人間の感覚や機能が使われるため,設定条件が複雑で特性の抽出に困難を極めますが,工学から医学まであらゆる学際領域に適用可能です。本書は,人間の五感の中でも刺激量の多い視覚を取り上げ,心理現象の特性抽出方法や,物理的データへの数量化の方法などを詳しく解説した入門書。
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第1章 心理物理学とは 1.1 心理物理学の定義 1.2 心理物理学の歴史
第2章 精神物理学 2.1 測定対象 2.1.1 主観的等価点 2.1.2 弁別いき 2.1.3 刺激いき 2.2 測定方法 2.2.1 調整法 2.2.2 極限法 2.2.3 恒常法
第3章 視対象の注視 3.1 基本的な脳波 3.2 注視状態
第4章 視認性 4.1 視認性の定義 4.2 心理物理学測定法 4.2.1 視認性の測定 4.2.2 視認方向角と認知いき
第5章 明視性 5.1 発光表示器の明視性 5.2 輝度測定 5.2.1 測定方法 5.2.2 輝度検量線 5.3 主観的明るさの測定 5.3.1 視角と視距離 5.3.2 測定方法と結果 5.3.3 要因分析 5.3.4 主観的等価輝度に影響を及ぼす因子 5.3.5 明るさの弁別 5.4 非発光表示器の明視性 5.5 輝度対比の測定 5.6 主観的輝度対比等価点の測定 5.6.1 主観的輝度対比等価点 5.6.2 要因分析 5.6.3 主観的輝度対比に影響を及ぼす因子 5.6.4 輝度対比弁別いき
第6章 発光表示器の可読性 6.1 可読性の評価 6.2 輝度対比の測定 6.2.1 測定方法 6.2.2 測定結果 6.3 可読性の測定 6.3.1 測定方法と結果 6.3.2 正読率に影響を及ぼす要因の分散分析 6.3.3 外乱光の表示面への映り込みと正読率 6.4 正読率に影響を及ぼす因子の考察 6.4.1 表面反射による正読率の変化 6.4.2 提示数字の形状による正読率の変化 6.4.3 直前に判読された数字の正読率への影響 6.5 輝度むらと認知時間
第7章 非発光表示器の可読性 7.1 可読性の評価 7.2 1桁の数字の可読性実験 7.2.1 測定方法 7.2.2 正読率に影響を及ぼす要因分析 7.2.3 正読率に影響を及ぼす因子の考察 7.3 3桁の数字の可読性実験 7.3.1 測定方法と結果 7.3.2 正読率に影響を及ぼす要因分析 7.3.3 正読率に影響を及ぼす因子の考察
第8章 視認性の評価方式 8.1 視認性のまとめ 8.2 視認性の評価方式に関する提案 8.3 精神物理学のまとめ
第9章 心理物理学 9.1 精神物理学から心理物理学へ 9.2 カテゴリ評価の尺度とものさし 9.3 評価尺度に対するカテゴリ表現 9.4 統計手法の導入 9.4.1 測定誤差 9.4.2 測定データ平均と95%信頼区間 9.4.3 最小2乗法 9.4.4 F-検定 9.4.5 t-検定
第10章 眼精疲労の評価 10.1 眼精疲労 10.1.1 眼精疲労の定義 10.1.2 疲労の測定と評価 10.2 視機能の低下と生理変化 10.2.1 視感覚系の機能の低下 10.2.2 視器運動系の機能の低下 10.2.3 生理変化の測定 10.2.4 視機能の低下と生理変化の測定結果 10.2.5 眼精疲労の評価の進め方 10.3 眼の調節機能の低下 10.3.1 ランドルト環による調節機能の低下の測定 10.3.2 印字による眼の調節機能の低下の測定装置 10.3.3 VDT画面出力による眼の調節機能の低下の測定装置 10.4 VDT作業における眼精疲労の評価 10.4.1 実験条件および実験工程 10.4.2 VDT作業後の疲労感 10.4.3 ランドルト環による調節機能の低下の測定結果 10.4.4 疲労と仕事率の関係 10.4.5 疲労の指標と回復処置および休息の関係 10.4.6 回復処置および休息の指標 10.5 眼精疲労の評価の細目 10.6 眼精疲労の評価方式 10.6.1 眼精疲労の評価 10.6.2 眼精疲労の評価方式に関する提案
第11章 眼精疲労の回復 11.1 眼精疲労の回復システムの開発 11.1.1 補色による色刺激の無彩色化システム 11.1.2 仮想遠点動画像による眼の調節機能の回復システム 11.1.3 眼精疲労の回復効果 11.2 VDT作業における眼精疲労の回復 11.2.1 眼精疲労に対する5段階の尺度評価 11.2.2 眼精疲労の回復に対する5段階の尺度評価 11.2.3 眼精疲労の回復処置 11.3 VDT作業時間と眼精疲労の回復に関する指標 11.3.1 VDT作業時間の指標 11.3.2 回復処置に至る疲労の指標 11.3.3 疲労の回復効果 11.3.4 疲労回復の指標 11.3.5 眼精疲労の回復処置と快復効果の指標 11.4 眼精疲労の回復方式
第12章 ニューバージョンの知的労働形態の提案
第13章 心理物理学実験手法のまとめと今後の展開 13.1 心理物理学実験手法 13.1.1 実験手法 13.1.2 条件設定と測定データ 13.2 今後の展開
付録 付録1 F-分布表 付録2 t-分布表 付録3 眼精疲労の評価(負荷)実験に関する質問表 付録4 眼精疲労の回復実験に関する質問表
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