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小宮秀一・中尾武平著 |
A5・168頁 / 2640円 発行年月日 : 2002年11月 ISBN : 4-7655-0237-6 |
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ヒトの身体的健康をさまざまな要因との関係から学際的に科学するうえで,身体組成あるいは身体構成に関する知識が不可欠であることは言うまでもない.本書は,健康維持のメカニズムに身体構成要素のレベルからアプローチする「身体組成学」を体系的に解説する教科書である.
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第1章 身体組成研究の概要 1.1 身体組成 人体を構成する元素/人体を構成する化合物/人体を構成する細胞/人体を構成する組織/身体組成の2成分モデル 1.2 身体組成に関する研究史 1.3 身体組成に関する研究領域
第2章 身体組成の評価 2.1 身体組成の推定法 身体密度計測法/皮下脂肪厚法/体水分法/インピーダンス法 2.2 身体組成の標準値
第3章 人間環境と身体組成 3.1 発育・成熟・加齢と身体組成 体脂肪量の年齢変化/除脂肪量の年齢変化 3.2 栄養と身体組成 生体のエネルギー/生体でのエネルギーの流れ/エネルギーの摂取量と消費量/エネルギーの摂取量と消費量のバランス 3.3 身体活動と身体組成 身体活動と体脂肪量/身体活動と除脂肪量
第4章 日本人の身体組成 4.1 日本人のからだ 身長と体重の時代推移/身長と体重の年齢変化/日本人の身長と体重のバランス 4.2 日本人の体脂肪量 体脂肪量と体脂肪率の年齢変化/体脂肪分布の年齢変化 4.3 日本人の除脂肪量 除脂肪量の年齢変化/除脂肪量と体脂肪量の関係
第5章 肥満と身体組成 5.1 肥満の社会的背景 5.2 体脂肪の蓄積 脂肪細胞における脂肪の合成と分解/脂肪細胞のサイズと数および体脂肪分布による肥満のタイプ/肥満の基準と身体組成 5.3 肥満と疾病 内臓脂肪と代謝異常/内臓脂肪の蓄積
第6章 痩せと身体組成 6.1 痩せ志向 6.2 痩せの身体組成 6.3 痩せの身体組成と身体機能
第7章 脂質代謝の促進と体脂肪蓄積の抑制:カプサイシンとレプチン 7.1 カプサイシン トウガラシ/カプサイシンの吸収と代謝/カプサイシンによるエネルギー産生の促進/トウガラシの日常的な多量摂取と身体組成 7.2 レプチン 肥満遺伝子/レプチンの生理作用/ヒトの肥満とレプチン/ヒトの肥満の原因は「レプチン抵抗性」である
第8章 身体の構造と健康行動 8.1 ヒトは動くことを運命づけられた生物 8.2 直立二足姿勢と直立二足歩行に適応したからだ 直立二足歩行への進化/把握性を犠牲にし,強固になった足/脚筋,骨盤,脊柱,胸郭の適応 8.3 歩かないヒトの健康危機
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