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地球をまもる小さな生き物たち |
−環境微生物とバイオレメディエーション− |
児玉徹・大竹久夫・矢木修身編 |
B6・248頁 / 2530円 発行年月日 : 1995年6月 ISBN : 4-7655-0230-9 |
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【美本ございません】 地球環境は,自然界の掃除屋と呼ばれる微生物たちでさえ対応しきれないほどに悪化している.本書は,微生物の力を積極的に借りて環境を修復しようというバイオレメディエーション技術の研究に取り組む編者らが,微生物のすばらしい働きと,その研究を行い,活用の道を探る環境微生物学とを広範な読者向けに紹介した書である. 【主要目次】地球の汚染と微生物/地球をまもる小さな生き物たち/発展する環境バイオテクノロジー/世界の潮流バイオレメディエーションへ/用語解説/微生物名索引
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第1章 地球の汚染と微生物 1.世界を揺るがす地球の汚染 2.環境微生物の役割
第2章 地球をまもる小さな生き物たち 1.細菌がPCBを分解する 2.合成ポリマーも微生物に食べられる 3.多環性芳香族を分解する細菌の素顔 4.環境をまもるために進化する細菌たち 5.アニリンを食べる微生物 6.硝酸を窒素に戻す細菌 7.細菌はリン酸をポリマーにして蓄える 8.農薬(BHC)を分解する細菌 9.悪臭を食べる細菌 10.低温で活躍する細菌たち 11.極限環境で活躍する微生物たち 12.水素(クリーンエネルギー)を生産する微生物 13.赤潮をやっつける細菌 14.石油を分解する細菌 15.微生物も炭酸ガスを固定する
第3章 発展する環境バイオテクノロジー 1.微生物に環境を診断してもらう 2.活性汚泥で下水も清水に 3.生物脱臭 4.還元細菌で有毒6価クロムを処理 5.トリクロロエチレンで汚染した土壌・地下水を甦えらせる 6.微生物による流出原油の処理 7.微生物を使って廃セルロースを有用資源に 8.生分解性プラスチックの作り方 9.廃棄物から生まれるバイオマスエネルギー 10.炭酸ガスを有用物資に変える
第4章 世界の潮流バイオレメディエーションへ 1.新しい生物技術バイオレメディエーション 2.欧米で活躍するバイオレメディエーション 3.環境微生物学に高まる期待
用語解説/微生物名索引
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