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木質新素材ハンドブック編集委員会編 |
A5・778頁 / 19800円 発行年月日 : 1996年5月 ISBN : 4-7655-0028-4 |
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木質資源に由来する各種素材は,人や地球環境に優しく,製造に要するエネルギーも少なく,また,再生可能という利点をもつ.近年,合成高分子材料なみに自由に成形加工する技術や表面処理,複合化の技術も進み,扱いやすさの面でも向上している.本書は,木質新素材活用のための指針となるよう,基礎事項から最新の応用技術までを集成し,系統だてて解説したものである. 【主要目次】概論/木材の熱可塑化/木材の液化/木材の成分分別/木材の高性能・高機能化/木質新素材各論
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第1章 木質新素材概論 1.1 木質新素材の種類と特徴 木質新素材の種類/木質新素材の特徴 1.2 木材の熱可塑化と液化 化学修飾による熱可塑化/熱可塑性樹脂による外部熱可塑化/木材の液化 1.3 木材化学成分の分別と変換 成分の分別/分別成分の変換 1.4 木材の高性能化 表面処理/化学修飾/ハイブリッド化/その他の高性能化処理 1.5 木質資源の現存量と将来 わが国の木材資源の現況/木質系廃棄物/バイオマス林業
第2章 木材の熱可塑化 2.1 化学修飾による木材の熱可塑化 エステル化・エーテル化/オリゴエステル化 2.2 熱可塑性樹脂との複合化 木粉およびファイバーと熱可塑性樹脂との複合化/化学修飾木材と熱可塑性樹脂との複合化 2.3 木材の熱可塑化装置 セルロース有機酸エステル/セルロース・エーテル/複合方法・装置 2.4 熱可塑化木材の成形加工 オリゴエステル化木材の熱硬化特性/オリゴエステル化木材の成形体の物性/オリゴエステル化木材成形体の効率的製造方法/不飽和ポリエステル樹脂配合オリゴエステル化木材の硬化特性/硬化温度の影響/オリゴエステル化木材の成形時安定化/オリゴエステル化木材の射出成形 2.5 木粉−樹脂複合材の成形加工 2.6 熱可塑化木材および木粉・樹脂複合体の用途 エステル化・エーテル化木材の用途/オリゴエステル化木材の用途/木粉・樹脂複合体の用途
第3章 木材の液化 3.1 化学修飾木材の液化 加熱下での液化/室温下での溶液化 3.2 無処理木材の液化 高温・高圧法による液化/中温・触媒法による液化 3.3 木材液化装置 装置の概要/操業性に及ぼす影響 3.4 木材液化物の新素材化 木材液化物の特性化/木材液化物の接着剤化/木材液化物の炭素繊維化/木材液化物の樹脂発泡体化/溶液化木材の新素材化
第4章 木材の成分分別 4.1 木材成分分別法 木質系資源の蒸煮・爆砕処理/マイクロ波加熱/加溶媒分解/酸加水分解/酸素加水分解/アルカリおよびサルファイト蒸解法/油化および水素化分解法 4.2 分別成分の変換 セルロースの変換/リグニンの化学的変換/リグニンの生物化学的変換/ヘミセルロースの変換/その他の成分の変換
第5章 木材の高性能・高機能化 5.1 表面処理 木材表面のプラズマ処理/木材表面のフッ素処理/木材のめっき/木材表面のプラスチック化/木材表面の圧密化 5.2 木材の化学修飾 木材の熱処理/木材のエステル化/木材のエーテル化/木材のアセタール化 5.3 木材のハイブリッド化 木材・プラスチック複合化/木材・無機質複合化/木材・金属複合化 5.4 その他の処理法 樹脂処理/ポリエチレングリコール処理
第6章 木質新素材各論 6.1 木質系新素材 建材・家具材/自動車内装材/包装材/楽器用材/接着剤/塗料 6.2 木質成分系新素材 機能性セルロース/機能性食品としてのヘミセルロース由来のオリゴ糖/リグニン系機能性材料 6.3 高性能化木材 表面処理木材/化学修飾木材/ハイブリッド材
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