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書籍詳細
 
職人と匠
−“ものづくり”の知恵と文化−
金子量重・丹野稔・竹林征三著
B6・152頁 / 1760円
発行年月日 : 2000年3月
ISBN : 4-7655-4224-6
 

内容紹介
「アジアの民族造形」,「江戸の職人文化」,「風土工学」にかかわってきた3人が,経験や研究成果に基づき,それぞれの立場から「ものづくり」の心,技,知恵,文化などを縦横に語り合った,刺激にみちた鼎談集.
 
目次
プロローグ:高度経済成長の忘れもの
豊かさとは
近代化で忘れ去られたものに真価が
先祖からの無言のメッセージを学ぶ
舶来期と日本化で発展
行き詰まったら異質の文化を:いま学ぶべきはアジア
アジアから多彩な生活文化を学ぶ
「ノー」と言えない質の高い感性
多様多元な民族の生活文化に創造の英知がひそむ
質の高い文化<江戸職人>の知恵に学ぶ
東洋の「ものづくり」を評価した西洋
良いものを見極める目こそ

風土がつくる“職人”,職人がつくる“風土”
「地域性」「民族性」「時代性」の三大視点から見る
自然を神と仰ぐ思想と職人の心
ルーツを問い直すこと
風土がつくる職人:「匠」と「手人」
つくり手がつくる風土

真の文化をつくる“職人”
職人と芸術家と技術者:“術”と“技”
芸術と造形,虚と実
ピカソのルーツにインドの民族画

手で考え,目で思い,足で認める“ものづくり”
ものづくりは手順が大切
“個の独創”“群の創造”
“かたち”をつくる2つのアプローチ

“ものづくり”の思いの結実
「知」「敬」「馴」の心
六感の結実“ものづくり”「知」の心
意匠とは思いの結実“ものづくり”「馴」の心

つくって見せる文化
他人の目でなく,自分の目で
批判と講釈ではものはできない
つくって見せてこその価値。つくって見せる心,気質
時所位を得たり,“ものづくり”職人の心
事に仕える心,職人の目と腕

手で伝える文化
有形な世界遺産と無形の世界遺産
大切なことはつくる過程

“ものづくり”の心
手の温もり,手でつくる幸せ
手から手へ伝える職人大学
先祖・歴史・文化に学ぶ
何かをつかもうとする心を育む
風土工学のすすめ

エピローグ:“ものづくり”の未来に向けて
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