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書籍詳細
 
ケイ酸
−その由来と行方−
古米弘明・山本晃一・佐藤和明編
B6・194頁 / 2090円
発行年月日 : 2012年2月
ISBN : 978-4-7655-3452-9
 

内容紹介
本書は,河川管理環境財団に設けられた「河川におけるケイ酸など無機溶存物質の流出機構に関する研究会」の成果である報告書のエッセンスを,わかりやすい読み物風にしながらも,専門的な知見もバランスよく整理したもの。第三の栄養塩類としてケイ酸を位置付けて,ケイ酸に関する基礎知識やモニタリングデータ,さらには関連の最新研究成果を取りまとめた。
 
目次
第1章 栄養塩類としてのケイ酸
 1-1 ケイ酸の重要性と本書の読み方
 1-2 天然水中のケイ酸の形態と分析法
 1-3 陸水と沿岸域のケイ酸

第2章 ケイ酸の起源
 2-1 岩石の風化作用
 2-2 ケイ酸と陸上植物
 2-3 人為(生活・工業・農業)起源
 2-4 降水と降下物

第3章 河川と地下水のケイ酸濃度、無機塩類濃度
 3-1 ケイ酸と他の無機塩類の濃度分布
 3-2 ケイ酸濃度の経年変化

第4章 ケイ酸の流出と動態
 4-1 河川流下過程におけるケイ酸濃度変化
 4-2 湖沼、ダム湖におけるケイ酸の動態
 4-3 水田におけるケイ酸の挙動
 4-4 河口部におけるケイ酸の動態

第5章 ケイ酸に関わる研究事例
 5-1 樹種とケイ酸:森林生態系がことなると、川に流れるケイ素の量はどう変わるか
 5-2 ケイ酸溶出ポテンシャル
 5-3 河川渓流水の水質特性、主要溶存成分の相互関係
 5-4 ケイ酸の存在形態と藻類利用性
 5-5 河川中でのケイ酸の動態
 5-6 付着珪藻類と栄養塩バランス

第6章 ケイ酸モニタリングと研究の意義
 6-1 河川におけるケイ酸モニタリングの実態
 6-2 ケイ酸モニタリングの必要性と意義
 6-3 ケイ酸のモニタリング研究の意義

索引
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