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書籍詳細
 
プラスチックリサイクル入門
−システム・技術・評価−
松藤敏彦編著
A5・186頁 / 2750円
発行年月日 : 2009年5月
ISBN : 978-4-7655-3439-0
 

内容紹介
【在庫僅少です】
本書は,プラスチックリサイクルの技術や制度だけを扱うのものでなく,プラスチック全体の発生から再利用までリサイクルを「システム」として捉え,その健全さを保っていくことを目標として書かれたもの。ライフサイクルアセスメントの章では長く議論されてきた「プラスチックはどのようなリサイクルがよいのか」という問いに工学的見方を与えており,本書の大きな特徴にもなっている。この一冊でプラスチックリサイクルのことおおよそがわかる,技術者,学生,自治体職員,市民向け入門書。
 
目次
第1章 プラスチックとは

 1.1 プラスチックの定義
 1.2 プラスチックの製造
 1.3 プラスチックの種類と特徴
 1.4 プラスチックの生産・廃棄・リサイクルフロー

第2章 リサイクル技術

 2.1 リサイクル技術の分類
 2.2 選別技術
    2.2.1 比重を利用した選別
    2.2.2 浮選
    2.2.3 静電分離
    2.2.4 識別分離
    2.2.5 異物との分離
 2.3 マテリアルリサイクル
    2.3.1 リサイクル技術
    2.3.2 原料の発生源と再生利用例
    2.3.3 試験法と再生プラスチックの物性
    2.3.4 主要材料の再生技術
 2.4 化学原料化
    2.4.1 熱分解
    2.4.2 触媒によるプラスチックの分解
    2.4.3 ガス化
    2.4.4 溶媒中での熱分解
 2.5 エネルギー回収
    2.5.1 脱塩素化処理
    2.5.2 熱分解処理における脱塩素
    2.5.3 接触分解
    2.5.4 ガス化溶融
    2.5.5 焼却・発電
    2.5.6 RDF・RPF

第3章 プラスチック循環利用の現状

 3.1 容器包装プラスチックのリサイクル
    3.1.1 容器包装プラスチックの排出
    3.1.2 容器包装リサイクル法の仕組み
    3.1.3 分別収集・選別保管
    3.1.4 再商品化(リサイクル)の現状
 3.2 家電プラスチックのリサイクル
    3.2.1 家電の生産量と処理
    3.2.2 家電リサイクル法の仕組みと実績
    3.2.3 リサイクルの状況
    3.2.4 リサイクルの方法
    3.2.5 リサイクル向上の条件
 3.3 自動車プラスチックのリサイクル
    3.3.1 使用済み自動車の発生と素材
    3.3.2 使用済み自動車のリサイクル
    3.3.3 ASRのリサイクル
    3.3.4 ASR以外のリサイクル・リユース
    3.3.5 自動車プラスチックに関わる環境適合設計
 3.4 建廃プラスチックのリサイクル
    3.4.1 建設廃棄物リサイクルの概況
    3.4.2 建廃プラスチックの発生
    3.4.3 建廃プラスチックの分別排出と回収
    3.4.4 建廃プラスチック
 3.5 産廃系プラスチックのリサイクル
    3.5.1 産業系廃プラスチックの分類と排出量
    3.5.2 製造業から排出される廃プラスチック
    3.5.3 卸売・小売業から排出される廃プラスチック
    3.5.4 農業系廃プラスチック

第4章 リサイクルのLCA

 4.1 LCAとは
    4.1.1 LCAの背景
    4.1.2 LCAの構成段階
    4.1.3 LCAの課題と注意事項
 4.2 リサイクルシステムのLCA
    4.2.1 リサイクルのLCAとシステム境界
    4.2.2 リサイクル効果の要素分解
 4.3 プラスチックリサイクルシステムのLCA事例

第5章 プラスチックリサイクルの新技術

 5.1 資源循環型プラスチック
    5.1.1 バイオマス由来プラスチックの意義
    5.1.2 バイオマス由来プラスチックの種類
    5.1.3 ポリ乳酸の資源循環技術
    5.1.4 資源循環プロセスの課題
 5.2 デジタル技術を用いた識別・追跡技術
    5.2.1 識別マークの必要性
    5.2.2 デジタル技術を用いた識別マーク
    5.2.3 ICタグの実用化例
    5.2.4 電気・電子機器におけるICタグの利用
    5.2.5 今後の課題
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