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| 吉川康夫著 |
A5・282頁 / 3190円
発行年月日 : 1996年7月
ISBN : 4-7655-3247-X |
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飛行機・航空技術の発達史を，広角的な視点で語った読み物．主要目次の９章に加え，ライト兄弟，女性パイロット，ＳＳＴ開発など９挿話を収載．
【主要目次】発展初期の原動力となったレシプロエンジン／ジャンボを可能にしたタービンエンジン／効率の良い形状と軽くて丈夫な構造／速く・高く・遠くへの性能向上の軌跡／航行援助と自動操縦／民間航空輸送の創業と黎明期の発展／２０世紀後半に華開いた民間航空輸送／狭い場所での離発着を可能にするＶＴＯＬ・ＳＴＯＬ／ここまで来た・これからは…
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1．発展初期の原動力になったレシプロ・エンジン
歴史に残る人力飛行機／内燃機関で初めて可能に／大馬力と軽量化が特徴／排気量以外のパワー増大法／ルーツを同じくするハイテクのエンジン／頂上を究めたレシプロ・エンジン／エンジンに泣いた巨人機
挿話：合理的なアプローチの勝利
2．ジャンボを可能にしたタービン・エンジン
航空史上の一大革命／ジェットは内燃機関／一石三鳥の技術革新／バイパスによる世代の交替／高バイパスによるジャンボの登場／目立たないその後の進歩
挿話：先行した空気より軽い航空機
3．効率の良い形状と軽くて丈夫な構造
偉大な固定翼の働き／大きな揚抗比の探求／近代的な形態への変化／速度向上と高揚力装置／金属製機の誕生／構造の発展
挿話：戦争に駆使された航空機
4．速く，高く，遠くへの性能向上の軌跡
FAIの記録／音の壁の問題／超音速のためのさまざまな工夫／高度の記録／飛行距離の記録
挿話：翔んでいる女性，空のウーマン・パワー
5．目的地への到達を楽にした航行援助と自動操縦
有視界飛行の限界／気圧を情報源にした計器／ジャイロスコープを利用した計器／不可欠になった電波の利用／多様なレーダーの利用／自立航法を確立した慣性誘導／自動着陸への途／測位衛星の威力
挿話：航空機製造のパイオニア列伝
6．民間航空輸送の創業と黎明期の発展
ファンファーレなき始まり／大戦の余剰機材と乗員による航空輸送の再開／零細企業の統合で大手企業に成長／大洋横断空路の解説へ／航空輸送の様相を変えたDC−3／第2次大戦下の民間航空輸送／機材の進歩と戦後の枠組みつくり
挿話：栄光と挫折のSST開発
7．20世紀後半に華開いた民間航空輸送
民間航空輸送の再開／レシプロ4発機による大洋横断／ジェット時代の開幕と黄金の60年代／眠れる巨人航空貨物の登場／ジャンボの生みの親パンナムの皮肉な運命／米国における航空の自由化／自由化の評価とその影響
挿話：広い野原から大空港へ
8．狭い場所での離発着を可能にさせるVTOL・STOL機
古いヘリコプターの歴史／第2次大戦中に実用化／ヘリコプター以外のV・STOL／数少ないVTOL実用成功例／STOLの効用／ヘリコプターによる定期運送
挿話：宇宙とのインターフェース
9．ここまで来た，これからは……
航空の主役は民間航空輸送／航空がもたらした真の国際化／航空による一日交通圏の拡大／古くて新しいフロンティア／ハブを乗りこえた日本の航空／遠くのスーパー・ハブより近くのホーム空港／21世紀への展望
挿話：未来を予見できた人々
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