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書籍詳細
 
廃棄物処分場の最終カバー
R.M.Koerner・D.E.Daniel著/嘉門雅史監訳/勝見武・近藤三二訳
A5・304頁 / 5940円
発行年月日 : 2004年1月
ISBN : 978-4-7655-3195-5
 

内容紹介
【美本ございません】
米国ASCEから出版された「Final Covers for Solid Waste Landfills and Abandoned Dumps」の全訳.浸出水や有害ガスの漏出を防止する工学的カバーシステムの整備こそが処分場の基本であると説き,経験に基づき具体的に解説.処分場底部や斜面部も対象とし,規制のあり方や評価などのソフトの面も詳述.日本語版では詳細な索引を付した.
 
目次
第1章 序論
1.1 本書の目的
1.2 米国とドイツにおけるライナーとカバーの規制
1.2.1 米国における一般廃棄物処分場カバー
1.2.2 米国における有害廃棄物処分場カバー
1.2.3 米国における放棄されたゴミ捨場および修復プロジェクトのためのカバー
1.2.4 ドイツにおける廃棄物処分場カバー
1.2.5 ドイツにおける無機廃棄物処分場カバー
1.2.6 ドイツにおける一般廃棄物処分場カバー
1.2.7 ドイツにおける有害廃棄物処分場カバー
1.2.8 ドイツにおけるカバー規制に関する一般的コメント
1.2.9 規制に関する短評
1.3 液体管理の実務
1.3.1 標準的な浸出水の回収
1.3.2 浸出水の再循環
1.3.3 放棄されたゴミ捨場内の浸出水
1.4 カバーシステムの一般構成要素
1.4.1表層
1.4.2 保護層
1.4.3 排水層
1.4.4 水理/ガスバリア層
1.4.5 ガス収集層
1.4.6基層
1.5 一般的な懸念
1.5.1 沈下/陥没
1.5.2 斜面の不安定
1.5.3 不十分な濾過
1.5.4 不適切なガス制御
1.5.5 長期間の侵食
1.5.6 可能な最終利用と美的感覚
1.6 品質管理と品質保証
第2章 最終カバーシステム構成要素各論
2.1 表層
2.1.1 設計について考慮すべき事項
2.1.2 侵食について考慮すべき事項
2.1.3 植生の選抜
2.1.4 表面装着
2.1.5 メンテナンス
2.2 保護層
2.2.1 一般的に考慮すべき事項
2.2.2材料
2.2.3厚さ
2.2.4 キャピラリーバリア
2.3 排水層
2.3.1 一般的に考慮すべき事項
2.3.2材料
2.3.3 設計の詳細
2.4 水理/ガスバリア層
2.4.1 ジオメンブレン
2.4.2 ジオシンセティッククレイライナー(GCL)
2.4.3 締固め粘土ライナー(CCL)
2.4.4 複合ライナー
2.5 ガス収集層
2.5.1設計
2.5.2施工
2.6 基層

第3章 最終カバーシステムの断面構成
3.1 一般廃棄物カバー
3.2 有害廃棄物カバー
3.3 放棄されたゴミ捨場と廃棄物修復カバー

第4章 水収支解析
4.1 概説
4.2 カバー内の動水径路
4.3 水収支解析の原理
4.3.1 植物の群葉による降水の保留
4.3.2 地表面における雪の貯蔵
4.3.3 流出水
4.3.4 土中における水の貯留
4.3.5 蒸発散
4.3.6 側方排水
4.3.7 水理バリア
4.4 手計算による水収支解析
4.4.1 月間降水データ用のスプレッドシート
4.4.2 時間平均値を求めるための解析
4.4.3 側方排水
4.4.4 水理バリアを通過する漏水量
4.5 コンピューター解析による水収支
4.5.1 HELPの設計プロフィール
4.5.2 デフォルトプロパティ
4.5.3 解析の方法
4.6 設計浸透速度

第5章 最終カバーシステムの斜面安定性
5.1 概説
5.2 地盤工学的原理と課題
5.2.1 極限つり合いの概念
5.2.2 接触面せん断試験
5.2.3 直面するさまざまな状況
5.3 覆土の斜面安定問題
5.3.1 均等厚さ覆土をもった斜面
5.3.2 装置荷重の組み入れ
5.3.3 層厚をテーパー化した覆土の斜面
5.3.4 覆土斜面の合成層補強
5.4 浸透力についての考察
5.5 地震力についての考察
5.6 まとめ

第6章 関連する設計と新規の概念
6.1 概説
6.2 その他の設計
6.2.1 キャピラリーバリアの概念
6.2.2 浸出水の再循環
6.2.3 鉱滓と土地の再生
6.3 新規の材料
6.3.1 天然の侵食防護材
6.3.2 ジオシンセティック侵食防護材
6.3.3 ジオフォーム
6.3.4 破砕タイヤ片
6.3.5 吹付けエラストマーライナー
6.3.6 製紙スラッジライナー
6.4 新規の概念とシステム
6.5 一般廃棄物処分場のための最終カバー施工の時機
6.6 最終カバーシステムの現場性能
6.6.1 カバーの破壊
6.6.2 現地調査―ドイツ・ハンブルグ
6.6.3 現地調査―メリーランド州ベルツビル
6.6.4 現地調査―ワシントン州イースト・ヴェナッチー
6.6.5 現地調査―ワシントン州リッチランド
6.6.6 現地調査―アイダホ州アイダホフォールス
6.6.7 現地調査―ニューメキシコ州アルバカーキ
6.7 技術の評価
6.8 現場のモニタリング

第7章 その他の考慮すべき事項と要約
7.1 品質に関する最新の概念―ISO 9000
7.1.1 品質管理
7.1.2 品質保証
7.2 耐用年数
7.2.1 天然土質材料
7.2.2 ジオシンセティックス
7.3 保証能力
7.4 閉鎖後の諸問題
7.5 要約
7.5.1 終わりにあたって
7.5.2 研究のニーズ

索引
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