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書籍詳細
 
耐震建築をつくるRC造の要素技術
酒見荘次郎著
B5・150頁 / 4950円
発行年月日 : 2007年10月
ISBN : 978-4-7655-2516-9
  正誤表
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内容紹介
【正誤表について、第1版2刷以降は、修正が済んでおります。刷の確認は、お手持ちの書籍の奥付ページ(通常、終わりの方のページ)をご覧ください】
耐震・耐久・耐火性能のあるRC造の躯体をつくるには,建築工事のそれぞれの工程で品質を確保しなければなない。本書は鉄筋工事を中心に,施工欠陥等を防止するための技術や管理の要点を,杭工事,土工事,型枠工事,打設工事を含めて具体的に解説した実務書であり,解説は,多くの不具合事例から収集した多数のカラー写真を用いて丁寧に行った。耐震性のあるRC造の躯体をつくるには,これらのそれぞれの工程での品質確保が必須であり,本書に掲載された不具合事例に学ぶことは極めて有効である。
 
目次

■第1章 RC造の概要

1.1 鉄筋コンクリート構造
   1.1.1 構造上の概要
   1.1.2 特長
   1.1.3 短所
1.2 RC造の材料
   1.2.1 コンクリート
   1.2.2 鉄筋
   1.2.3 型枠
1.3 RC造の接合
   1.3.1 鉄筋とコンクリートの付着
   1.3.2 鉄筋の定着
   1.3.3 コンクリートの打継ぎ
   1.3.4 鉄筋の継手

■第2章 杭工事

2.1 既製コンクリート杭
   2.1.1 既製コンクリート杭の種類
   2.1.2 杭施工管理技士の自主管理
   2.1.3 杭の材料検査
   2.1.4 通り心の検査
   2.1.5 試験杭の施工
   2.1.6 基礎杭の施工
   2.1.7 杭頭天端高さの精度
   2.1.8 雇杭の穴埋め
   2.1.9 杭頭処理
   2.1.10 偏心杭の補強
2.2 場所打ちコンクリート杭
   2.2.1 場所打ちコンクリート杭の種類
   2.2.2 鉄筋篭の製作
   2.2.3 水中コンクリート

■第3章 土工事

3.1 床付け面の水平精度
3.2 山留めの鉛直性
3.3 仮設釜場の設置
   3.3.1 独立基礎
   3.3.2 ベタ基礎
3.4 本設釜場の地業
3.5 粘性土床付け面の砂敷き
3.6 レベルコンクリート打設
3.7 土留頂部の水返し
3.8 予想数量を超えた残土
3.9 打継ぎ欠陥を招く残土

■第4章 鉄筋工事

4.1 基礎の配筋
   4.1.1 独立基礎の配筋
   4.1.2 布基礎の配筋
   4.1.3 ベタ基礎の配筋
   4.1.4 マットスラブの配筋
   4.1.5 複合基礎
   4.1.6 ケーソン基礎
4.2 柱の配筋
   4.2.1 柱の応力と配筋
   4.2.2 パネルゾーンのフープ配筋
   4.2.3 水平打継ぎ面の主筋位置
   4.2.4 打継ぎ面に必要な鋼製スペーサー
   4.2.5 寄せ筋のあき
   4.2.6 大梁下端の第1フープ高さ
   4.2.7 スペーサーの材質と配置
   4.2.8 柱筋の自主検査
4.3 地中梁の配筋
   4.3.1 連続基礎の地中梁主筋継手位置
   4.3.2 杭基礎に土間スラブが載る場合の主筋継手位置
   4.3.3 独立基礎で土間スラブがない場合の主筋継手位置
   4.3.4 地中梁下端の重ね配筋
   4.3.5 宙吊り主筋のあき確保
   4.3.6 置きスラブの付加し筋
   4.3.7 杭の偏心施工に伴う補強配筋
   4.3.8 人通孔の開口補強
   4.3.9 鉛直打継ぎ部の補強筋
   4.3.10 二線メッシュ工法の継手
   4.3.11 水平ハンチ
4.4 壁の配筋
   4.4.1 地下外壁の縦差し筋
   4.4.2 地下外壁のひび割れ制御
   4.4.3 貯留槽壁の水平打継ぎ配筋
   4.4.4 スリーブ配置の調整
   4.4.5 壁の縦方向差し筋
   4.4.6 先組み配筋
   4.4.7 壁のひび割れ
   4.4.8 壁の開口隅角部のひび割れとその補強
   4.4.9 腰壁・垂れ壁
   4.4.10 耐震スリット
4.5 大梁の配筋
   4.5.1 大梁の応力
   4.5.2 大梁主筋の定着
   4.5.3 梁の断面計算
   4.5.4 重ね配筋のあき確保
   4.5.5 梁底のかぶり厚さ確保
   4.5.6 梁側面のかぶり厚さ確保
   4.5.7 ハンチの配筋要領
   4.5.8 梁貫通孔
   4.5.9 梁の鉛直打継ぎ補強
   4.5.10 梁配筋の自主検査
4.6 小梁の配筋
   4.6.1 小梁断面の位置
   4.6.2 小梁の定着
   4.6.3 小梁の方向確認
   4.6.4 広幅の大梁をまたぐ小梁主筋の拘束
   4.6.5 RC造壁下に小梁の有無
   4.6.6 小梁成と梁貫通孔
4.7 床スラブの配筋
   4.7.1 床スラブの構造形式
   4.7.2 床スラブの構工法
   4.7.3 スラブ筋の定着
   4.7.4 スラブのひび割れ
   4.7.5 打継ぎ
   4.7.6 片持スラブの配筋
4.8 階段の配筋
   4.8.1 片持階段の配筋
   4.8.2 スラブ階段の配筋
4.9 パラペットの配筋
   4.9.1 ひび割れ誘発目地
   4.9.2 水平打継ぎ面の施工
   4.9.3 丸環に対する配慮

■第5章 型枠工事

5.1 設計寸法の確保
   5.1.1 コンクリートの天端高さ
   5.1.2 梁とPC板下端の隙間
5.2 セパレーターの強度とかぶり厚さ
   5.2.1 堰板とセパレーターの角度
   5.2.2 セパレーターのかぶり厚さ
5.3 コンクリートの水平打継ぎ
   5.3.1 水平打継ぎの要点
   5.3.2 床スラブと排水溝の高低差
   5.3.3 建込み型枠の敷角取付け
   5.3.4 床スラブ型枠加工の作業床
   5.3.5 水平打継ぎ面のせん断抵抗
   5.3.6 柱コンクリートの沈降現象
   5.3.7 打継ぎ面の窪み是正
   5.3.8 柱頭窪みの改善対策
   5.3.9 柱脚掃除と点検口
5.4 コンクリートの鉛直打継ぎ
   5.4.1 打継ぎ部の位置
   5.4.2 地中梁の仕切り型枠
   5.4.3 壁の仕切り型枠
   5.4.4 梁の仕切り型枠
   5.4.5 床スラブの仕切り型枠
5.5 ノロ漏れ
5.6 支保工のゆるみ
   5.6.1 埋め戻し土の場合
   5.6.2 コンクリートスラブの場合
   5.6.3 補助サポートを繋ぐ場合
   5.6.4 サポートの脚部が傾斜している場合
   5.6.5 打継ぎ部のずれ
5.7 堰板のケレンと剥離剤塗布
   5.7.1 堰板表面の状態
   5.7.2 堰板の剥離材塗布

■第6章 コンクリート打設工事

6.1 打設計画
   6.1.1 打継ぎ位置
   6.1.2 打設計画書
6.2 打設準備
   6.2.1 水平打継ぎ面の処理
   6.2.2 置きスラブ鉄筋に付着したノロの除去
   6.2.3 レイタンスの除去
   6.2.4 落葉対策
   6.2.5 掃除口の点検
   6.2.6 先送りモルタルの廃棄
6.3 コンクリート打設
   6.3.1 生コンクリートの受入れ検査
   6.3.2 型枠内の水湿し
   6.3.3 圧送管の支持
   6.3.4 水平打継ぎ面のシヤーコネクター
   6.3.5 コンクリート打継ぎ面の処理
6.4 部材ごとのコンクリート打設
   6.4.1 マットスラブ・耐圧版
   6.4.2 基礎のコンクリート打設
   6.4.3 地中梁のコンクリート打設
   6.4.4 壁のコンクリート打設
   6.4.5 柱のコンクリート打設
   6.4.6 梁のコンクリート打設
   6.4.7 床スラブのコンクリート打設
6.5 打設中のにわか雨


参考文献

付  録
 1. 異形鉄筋の寸法,質量および節の許容限度(JIS G 3112-1987年)
 2. 鉄筋コンクリート有孔ばりのせん断補強に関する実験的研究
 3. はり貫通孔補強を工業化したSRスリーブ工法
 4. 部位ごとのスペーサー形状

おわりに
Copyright