|
日本騒音制御工学会編 |
B5・276頁 / 8360円 発行年月日 : 2001年3月 ISBN : 4-7655-2450-7 |
|
|
 |
【2022年夏 第2版 発売予定/詳細未定】 【現行版には美本ございません】 振動に対する苦情は,とみに顕在化する傾向にあり,「振動規制法」をはじめとする国内法例や基準類と国際規格との差異も顕著になりつつある.本書は,振動の研究や基準などの変遷,振動公害の推移と現状,振動の測定方法,測定機器,振動が人間に与える影響,予測の方法,対策の基本原理,振動防止材料,対策事例,関連法例や海外規格など,振動問題にかかわるさまざまな事項について,実務を念頭に具体的に解説する書である.とくに安らかな暮らしの大きな敵の一つである公害振動の問題については,速やかな解決がはかれるよう,データや事例も数多くおさめている.
|
|
|
 |
第1章 環境振動の変遷 1.1 人体の振動感覚に関する研究 1.2 全身振動に関する国際規格・基準 1.3 国内の振動に関する規格・基準など 振動計の規格/振動規制法の歩み/振動規制法 1.4 対象振動に関する研究の変遷 第2章 振動公害の現状 2.1 振動公害の推移・現状 推移と特徴/発生源/苦情の動向/振動公害と苦情の関係 2.2 苦情の状況と振動レベル 状況/環境庁実施の調査 2.3 訴訟 法的根拠/公害紛争処理法/民事訴訟
第3章 測定方法 3.1 測定目的 3.2 測定計画 3.3 測定場所 3.4 測定時間 3.5 使用測定器 3.6 測定・分析方法 振動レベル/振動ピックアップの設置方法/評価値/周波数分析/測定値の読み方/暗振動の補正/データ処理/パソコンによる処理
第4章 環境系振動の測定機器 4.1 振動計の構成 4.2 振動ピックアップ 振動測定の原理/圧電型/サーボ型 4.3 振動レベル計 構成/振動ピックアップ/指示計器の動特性/測定範囲 4.4 記録計 レベルレコーダ/データレコーダ 4.5 分析機器 周波数分析器/レベル処理器 4.6 測定器の規格と校正 加振器による校正/測定機器の校正 4.7 振動測定器の変遷 振動レベル計の提案/JIS制定/JISの改正
第5章 振動の影響 5.1 振動の感覚的特性 振動の電気信号変換/人の振動受容器/信号伝達の経路/振動受容器の周波数応答/振動知覚/生体力学的反応 5.2 振動の生理的反応・影響 生理的機能の変化/感覚機能 5.3 心理的影響 さまざまな影響/既往研究/心理的影響をふまえた振動評価 5.4 感覚的影響 知覚メカニズム/生体条件と振動感覚/振動諸元と振動感覚表現/既往研究と評価基準/気象庁震度階と振動感覚/最近の研究 5.5 物理的影響 地震動/発破振動/水平振動/微振動による精密機械への影響 5.6 構造的影響 5.7 各種影響の比較 受振点(測定点)/振動測定方法/振動評価方法/振動暴露の影響評価方法
第6章 予測方法 6.1 波動特性 種類と特性/基礎からの波動伝搬 6.2 地盤特性 地盤特性と距離減衰/地盤特性と卓越振動数 6.3 予測方法 地盤振動の伝搬/工場・事業場からの振動/建設作業からの振動/発破からの振動/道路交通からの振動/在来鉄道からの振動/新幹線からの振動/地下鉄からの振動 6.4 予測例 工場・事業場/建設作業/発破振動/道路交通/在来鉄道・新幹線/地下鉄 6.5 環境振動アセスメントの事例 予測事例/予測の問題点
第7章 振動対策の基本原理 7.1 発生源での対策 振動発生源/振動伝達率 7.2 伝搬系での対策 空溝による低減/防振壁による低減/防振柱列による低減 7.3 受振点での対策 制御装置の基本原理/制振効果のシミュレーション 7.4 アクティブ制振 基本原理/振動伝搬の制御/振動抑制
第8章 振動防止材料 8.1 防振材料 防振ゴム/金属ばね/空気ばね/その他/各種材料による効果 8.2 制振材料 制振性を表す量/制振構造体/貼付型制振材料/高減衰材料/新タイプの制振材料 8.3 防振壁材料 既存データによる効果の比較/波動透過理論による効果の比較/その他の防振壁材料 8.4 防振溝材料 工場振動への適用/建設工事振動への適用/鉄道振動への適用/精密機器防振への適用/固体伝搬音対策への適用
第9章 振動対策の事例 9.1 交通振動 在来鉄道・新幹線/地下鉄/道路 9.2 工場機械振動 発生プロセス/振動問題/対策指針 9.3 建築設備の防振対策例 クーリングタワーの振動対策/自家発電機の固体伝搬音対策/車両用大型ターンテーブルの振動対策 9.4 住宅防振 9.5 精密機器 クリーンルーム内の対策/除振対策
第10章 関係法令 10.1 環境基本法 10.2 環境影響評価法 10.3 振動規制法 10.4 計量法 10.5 関連法規 10.6 日本工業規格 10.7 計量責務者と活用マニュアル
第11章 国際動向・各国の規格 11.1 国内規格と国際規格の比較 11.2 各種機械操作者の振動
|
|
|