gihodo shuppan
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書籍詳細
 
魅力ある観光地と交通
−地域間交流活性化への提案−
国際交通安全学会編
B5・174頁 / 4180円
発行年月日 : 1998年6月
ISBN : 4-7655-1586-9
 

内容紹介
観光地にとって,交通がきわめて重要な要素であるのは当然のことである.しかしながら,これを体系的に論じた書は,いまのところ見あたらない.本書は,都市交通や都市間交通とは異なる固有の問題を有する観光地交通のあり方を考察する書で,まず,観光地交通計画の基本概念を解説し,観光交通の現象論,計画論を展開した後,具体的な施策について実務的に解説している.さらに,上高地,京都,草津など,特徴ある7つの観光地のケーススタディも示す.本書をまとめるにあたって,国内外各地の交通計画事例の収集,分析が行われたが,そのさいに撮影された写真も豊富におさめられており,それらが,視覚の面から理解を補ってくれる.
 
目次
第1章 観光地づくりと観光交通
1.1 観光地づくりと交通
1.2 観光地交通計画の課題
観光交通とは/観光地にとっての交通の役割/観光交通問題発生のメカニズムと課題
1.3 観光交通市場の特性
交通市場の特性/観光交通市場の特性
1.4 観光交通政策の歴史的変遷
明治時代から第二次世界大戦まで/第二次世界大戦後
第2章 観光交通の特性
2.1 観光交通の特性
観光交通の空間スケールと周遊性/観光交通の変動特性/魅力と観光交通行動/観光活動の今後の動向と観光政策
2.2 観光地がかかえる交通問題
観光交通問題のタイプと主たる発生要因/観光地がかかえる交通問題
2.3 交通問題と観光地の性格
観光地分類の考え方/観光地分類の例

第3章 観光地交通計画の考え方
3.1 対象とする現象領域
3.2 計画の目標
3.3 基礎的事項
計画目標・方針の設定にかかわる事項/交通施設のロケーションとデザインにかかわる事項/観光ルートづくりと演出にかかわる基礎的事項/交通施設の管理運営にかかわる事項
3.4 計画のシステム
観光地交通計画システムの要件と目的/観光地の交通分析/観光地交通計画の策定プロセス

第4章 観光地交通計画の手法
4.1 環境にやさしい観光地づくり
ゾーニングによるコントロール/アクセスによる利用のコントロール/交通施設のロケーションによる環境への配慮/交通施設における環境への配慮/環境にやさしい交通手段の導入
4.2 楽しくめぐれる観光地づくり
観光地の玄関口におけるファーストイメージの演出/魅力ある観光ルートづくり
4.3 歩きたくなる観光地づくり
車から降りる場所の配置/歩行導線計画/歩行空間の環境整備
4.4 景観と調和した交通施設のおさまり
交通施設のロケーション/交通施設のデザイン
4.5 公共交通が利用しやすい観光地づくり
導入すべき交通機関の種類と選択/交通手段相互の乗継ぎの円滑化/旅行者のニーズにあった運賃料金システム/わかりやすい交通情報の提供
4.6 季節変動の大きな観光地の交通対応
既存施設の有効利用による混雑緩和/駐車場不足への対応/需要のコントロール/オフシーズンの魅力向上
4.7 集客力のあるイベント時の交通対応
予約制を導入したイベント交通対応/道路情報提供による混雑の緩和/公共交通機関の臨時運行による容量拡大
4.8 乗り物の名物化
観光地の魅力と乗り物/乗り物名物化の手段
4.9 沿道空間の利用と演出
混雑時に道路機能を補完する沿道土地利用/自然地域の環境保全と沿道土地利用/観光都市にふさわしい沿道土地利用
4.10 交通遺産の観光地づくりへの活用
記録の保存と活用/乗り物の保存と活用/建造物等の保存と活用/路線部分の活用/観光地づくりへの活用の際の留意事項
4.11 地域の合意づくり
合意形成に重点をおいた政策形成/合意形成のための住民参加/合意づくりの手法

第5章 観光地交通計画の提案
5.1 山岳観光地:上高地
上高地における交通対策の経緯と課題/交通計画案/実現への課題:合意形成
5.2 伝統的集落:白川村
白川村の現況と課題/将来需要とそれがもたらす問題点/計画案
5.3 自然レクリエーション地域:奥日光
奥日光の現況/観光交通の課題/対策の基本的な考え方/交通計画案
5.4 地方観光都市:函館
函館の概要/観光交通上の問題点/現行の施策とその評価/計画案
5.5 大都市の都心と郊外集落:京都
京都の自動車交通問題/河原町通のトランジットモール化/北山杉街道:周山街道旧道の遊歩道化
5.6 門前町:伊勢神宮
伊勢神宮周辺における初詣交通対策/おはらい町の歩行空間整備
5.7 温泉都市:草津
草津温泉の現状と課題/草津温泉の交通計画案
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