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書籍詳細
 
液体クロマトグラフィーQ&A100
−例題で学ぶ基礎理論と技術−
松下至著
A5・244頁 / 3300円
発行年月日 : 2000年6月
ISBN : 4-7655-0387-9
 

内容紹介
【美本ございません】
液体クロマトグラフィーに限らず,有効に活用するためには創意工夫が欠かせない.そして,創意工夫には必ず理論的裏付けがある.本書は,自らの研究や業務に沿った創意工夫が自在に行えるようになることを目標に,技法や操作方法などをマニュアル的に述べるのではなく,理論的理解を深めることに主眼をおいて原理や応用技術を解説した書である.「例題」→「基本事項」→「解答」と読み進めるうちに,基礎理論,基礎技術が自然に身につく.
 
目次
1.クロマトグラフィーの歴史と発展
1−1 クロマトグラフィーの発明
1−2 ガスクロマトグラフィー
1−3 アミノ酸分析計
1−4 薄層クロマトグラフィー
1−5 ゲル濾過クロマトグラフィー
1−6 液体クロマトグラフィーとガスクロマトグラフィー
1−7 クロマトグラフィーの発展
2.クロマトグラフィーの原理,理論
2−1 分配比
2−2 分配係数
2−3 保持時間
2−4 装置のフロー図
2−5 極性と吸着
2−6 流速と温度
2−7 順相・逆相クロマトグラフィー
2−8 イオン交換作用
2−9 分離度と理論段数

3.クロマトグラフィーのシステム
3−1 グラジエント溶出法と屈折計
3−2 グラジエント溶出法の特徴
3−3 高圧・低圧グラジエント溶出法
3−4 脱気装置
3−5 超音波式脱気装置

4.クロマトグラフィーの種類とその活用
4−1 イオン交換の種類
4−2 金属固定化アフィニティークロマトグラフィーの原理
4−3 金属固定化アフィニティークロマトグラフィーの活用
4−4 アフィニティークロマトグラフィーの原理
4−5 イオン交換クロマトグラフィーの樹脂
4−6 疎水性相互作用クロマトグラフィー
4−7 イオン交換クロマトグラフィーの原理
4−8 陰イオン交換クロマトグラフィー
4−9 薄層クロマトグラフィー
4−10 電気泳動の原理
4−11 キャピラリー電気泳動クロマトグラフィー
4−12 イオンクロマトグラフィー

5.クロマトグラフィーの充填剤の理解
5−1 ODSカラム
5−2 ヒドロキシアパタイトクロマトグラフィー
5−3 疎水性充填剤
5−4 充填剤の粒度分布
5−5 イオン交換体の比交換容量
5−6 カラム温度と疎水性作用
5−7 化学修飾シリカゲル
5−8 オクタデシル基の化学結合法
5−9 充填剤の種類
5−10 化学結合基

6.クロマトグラフィーと各機器の接続法
6−1 フラクションコレクターの接続
6−2 UV計とRI計
6−3 核磁気共鳴法
6−4 グラジエント溶出法のコントロール
6−5 グラジエント装置の接続
6−6 サンプルインジェクターのメンテナンス

7.クロマトグラフィーの各種検出器
7−1 紫外検出器の原理
7−2 蛍光検出器の原理
7−3 屈折検出器の原理
7−4 検出器の選択
7−5 屈折計の原理
7−6 ラベル化測定法
7−7 液体クロマトグラフィーと質量分析器の接続
7−8 原子吸光光度計

8.クロマトグラフィーによる定性・定量法
8−1 抽出と分配比
8−2 分子量分布測定法
8−3 タンパクの分子量測定
8−4 薄層クロマトグラフィーのRf値
8−5 溶解度曲線
8−6 溶離液の濃度調整
8−7 濃度計算
8−8 溶離液の作成
8−9 ステップグラジエント法によるアミノ酸分析
8−10 アミノ酸配列決定
8−11 イオンペアクロマトグラフィー
8−12 逆相クロマトグラフィーとトリフルオロ酢酸
8−13 ラベル化検出法の実際

9.クロマトグラフィーによる分取技法
9−1 分析法と分取法
9−2 カラム充填方法
9−3 疎水性クロマトグラフィーと逆相吸着クロマトグラフィー
9−4 ヒドロキシアパタイトカラム
9−5 疎水性クロマトグラフィーの扱い方
9−6 スケールアップの設定
9−7 カラムの表面積と理論段数
9−8 タンパク質の溶出力
9−9 イオン交換樹脂の交換容量
9−10 交換容量の計算法
9−11 固相抽出法の活用
9−12 リサイクルクロマトグラフィーの活用
9−13 分取用薄層クロマトグラフィー
9−14 分取物の粉末化

[付録]クロマトグラフィーの数的取扱い
分離/分配係数/保持時間とk´/分離と理論段数/カラムの効率/分離度Rs/選択性α/αとNの関係/バンドの拡がり/Cm:移動相中の物質移動/CS:固定相中の物質移動/テイリングファクター:Tf/Hと流量の関係/粒子径とカラム長さの効果/ピークの分散/ピークボリューム/ピークボリュームの計算/カラム容量と感度/検出感度/カラム以外での分散/配管によるピークの分散/ピークの拡がり
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